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悪意・攻撃 美の中に美しさとして輝くもの フェルメール

文化村で「フェルメールからのラブレター展」。初めて公開の「手紙を書く青衣の女」。

「妊娠してるよね。」まずそう思った。やさしい絵。夫からの手紙かなあ、とか。でもやっぱりなんかつまらない。
フェルメール 青衣の女

「手紙を書く女」
黄色は、娼婦の色、不貞の意とも。真珠は虚飾の象徴とか。
フェルメール 手紙を書く女

なんかでも、こうやってブログ書いてて二枚を並べると「青衣の女」の方が静謐で良いようにも思うのだけれど、やっぱり本物を見ると、断然、「手紙を書く女」のほうが迫力がある。
ただ、この絵は、背景がちょっと手抜きなんで、そこは見劣りするんだけど。かすかに光るイヤリングの真珠に反映する光とか、そっとおかれた左手のその流れとか。

表現って、つまりは再表現なので、結局は起源がいる。その起源に近づくこと。西洋絵画は、まずダビンチやミケランジェロが、遠近法でその起源に近づいたんだと思う。
遠近法は立体化された理想の空間を前提とする。そこには静謐な世界が展開する。後にニュートンからカントへと安定した空間と時間の世界が定義されるけど、そんな世界。
ルネッサンス以降、カラバッジオがたとえ娼婦や浮浪者をモデルに聖書の絵を描こうと、それは静謐な世界だ。

しかし内面、精神はより多面で、その動きは、嵐にも似ている。もしその精神自体をも立体化し、精神の意味を遠近法で描くならどうなるか。

フェルメールの絵画は、描写としての完璧な遠近法。そして、嵐のような精神の多様な面、善だけでなく「悪」をも深く含み込んでしまうような、そんな力強さで描かれたんだと思う。
もちろん、そんな詰らない事は、これっぽちも考えずに、ただ、現実・真実に忠実にね。
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