FC2ブログ

ブログtop > スポンサー広告 > 『フォーク 回想』 古口圭介 主演だよ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ブログtop > 一人芝居『フォーク 回想』 2012.8.10~13 > 『フォーク 回想』 古口圭介 主演だよ

『フォーク 回想』 古口圭介 主演だよ

●公演内容● ジョゼフ・コンラッド『フォーク ある回想』を一人芝居として上演する。

●あらすじ●
19世紀後半、船乗りのマーロウ(語り手)は、イギリス領事の命で、船長としてバンコクに派遣される。
そこには、ダイアナ号の船長ヘルマンと神聖な家族、美しく巨大なその姪。唯一の曳き舟の船長フォーク。ホテル・レストランの経営者で、フォークを嫌う商人のショーンバーグらが居る。

フォークは、ヘルマンの美しい姪に恋している。しかし、過去の恐ろしい事件を告白しなければ求婚できない。そして、マーロウを恋敵として嫉妬し、船を曳く事を拒否する。マーロウとフォークはショーンバーグのレストランで話し合い、マーロウが求婚の仲介をする事で話がまとまる。

フォークが、求婚のあと告白する「10年前、俺は人を食った。」と。ヘルマンは烈火のごとく怒り、女たちは泣き崩れる。マーロウはフォークを追い出す。

フォークは、マーロウの船で待っている。マーロウが戻り。フォークが告白をはじめる。

●公演意図●
コンラッドは作中でいっています。「小さなボートや弱い船を襲う難局は、密接な接触や、差し迫る波の脅威によって、人間を一つに引き寄せる。しかし、フォークの場合、そこには安全で便利で広い船が有った。ベッド、食器類、居心地の良い船室、コックの調理場、それが飢餓と言う無慈悲な亡霊に侵され、支配され、取りつかれていたのだ。」と。
差し迫った恐怖は、人間の「連帯の面」を強調するし、多くの演劇や映画はそこを好む。しかし、より現実の世界、安全で広く隠れる場所が十分にあり、画策や策略が可能な世界で、重要な物が奪われるとき、そこでこそ本当の人間の、赤裸々な姿が暴露されていくのではなしでしょうか。
今回は、そんな赤裸々な人間の姿、真実の姿を、直接的に描ければと思います。

前回『千羽鶴』は「女」でした、今回は「男」です。生きること=勝つ事。そして、生き残り、生き続けて行く時に、どうしても必要とされた「告白」と「求婚」。それを通して「生き続けて行く事」を表現したいと思います。



●作家 コンラッドに関して
 ジョゼフ・コンラッド(Joseph Conrad, 1857年12月3日 - 1924年8月3日)はイギリスの小説家。ジョウゼフ・コンラッドとも表記される。40歳前に船をおりる。海洋文学で知られ、作品には『闇の奥』、『ロード・ジム』、『ナーシサス号の黒人』、『文化果つるところ』、『密偵』などがある。

コンラッドに関して、「松岡正剛の千夜千冊」に以下の文章がありました、『闇の奥』の解説かな。引用です。
ジョーゼフ・コンラッドは筆名である。本名はテオドール・コンラード・ナレツ・コジェニオフスキーという。この名はポーランド人の名だ。船乗りだった。20歳のころにイギリスに入り、英語をおぼえ、イギリス船員として16年を海上ですごして、陸上に戻ったときはイギリス人になっていた。

 コンラッドの宿命はポーランドを背負ったにとどまらない。父親のアポロ・コジェニオフスキーはポーランド独立運動の急進派で、1862年に政治秘密結社の摘発をうけて、一家全員が北ロシアの極寒の地ヴォロガダに流刑された。母親は結核を患って32歳で死に、父親もその4年後にやはり結核で死んでしまった。少年コンラッドはロシア、プロシア、オーストリアを憎み、祖国ポーランドに属せない日々をおくった。この幼い日々に刻まれた民族的感情は『密偵』『西欧人の眼に』などとして、のちに浮上する

 12歳で孤児となったコンラッドは母方の伯父に引き取られ、クラクフで大学進学までを用意されるのだが、そんなお定まりの方針には従えない。15歳でドイツ・スイス・イタリアを旅行して、ヴェネツィアで初めて海を見てたまげた。17歳でマルセイユに行ってフランス船の船乗りになり、20歳で恋愛が決闘につながるのを知って、21歳でイギリス船に移った。コンラッドには大地がなかったのだ。 コンラッドを海洋作家とみるのはまったく当たっていない。たしかに海の描写はすばらしい。その表現は豪宕(ごうとう)ですらある。しかしコンラッドは「負のポーランド」を通して、つねに大地を描こうとしていたといったほうがいい。その極致が『闇の奥』なのだ。

ところで、『闇の奥』はながらくオーソン・ウェルズが映画化の構想をもっていたのだが、実現されなかった。そこでスタンリー・キューブリックがその実現をはかったのだが、それも叶わず、『2001年宇宙の旅』の後半部にこれを翻案してとりこむにいたった。よほどアフリカの闇を描くのが困難だったのであろう。さらにフランシス・コッポラはなんとか『闇の奥』に着手しようとするのだが、やはりできず、思いなおして全面的に翻案し、舞台をベトナム奥地の戦乱に移し替え、『地獄の黙示録』として映画化に成功した。『闇の奥』はオーソン・ウェルズ、スタンリー・キューブリック、フランシス・コッポラに継がれて、なお原作の映画化を頑なに拒絶しつづけているのである。
以上

また、光文社古典新訳文庫の『闇の奥』の解説によると、ゴールディング『蝿の王』、村上春樹『羊をめぐる冒険』、また『1Q84』にも似た場面があるそうです。
スポンサーサイト

コメント:

コメントの投稿
  • URL
  • コメント:
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

トラックバック URL: http://combray.blog.fc2.com/tb.php/2-760573b6

profile

オカダヒサオ

Author:オカダヒサオ
本書きです。公演もする事になりました。

公演情報と、その他もろもろ、書きます。

entry
comment
trackback
archive
category
form
rss
link
qrcode
QR
copyright
Author by オカダヒサオ

Designed by マンゴスチンw

岡田久早雄プロデュース
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。