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ラファエロ 

ゴールデン・ウィークとは言え、お蕎麦屋さんでお仕事だった訳ですけれども、三日の日の昼間だけお休みになってね、急に。ああそうだチケットが有ったな、フェルメールを見に行った時に買った、ダビンチ展のチケット。

Bunkamuraザ・ミュージアム「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」展

ただね、ちょっとね。『ほつれ髪の女』って、それがメインなんですけれど、素描画だし。紹介見たら、『岩窟の聖母』が来るって? ルーブル? ロンドンナショナルギャラリー? これは行かなくては! とチケットを買ったんです。でも調べたら複製品らしい。本物とかの説もあるらしいですけれども。

そんなもんで、なんとなく、まあ行っとこうか、チケット有るし、時間もあるし。第一、今、行っとかんと、何時行けるか分からないし。そんな感じです。

休日だったんですけれど、人はまあまあ。それなりに見て、ふっと見たら。あれ? これってラファエッロ『鶸の聖母』? ええなんで、そんなん来てるって、書いてなかったしって目録見たら、やっぱり『鶸の聖母』。

『鶸の聖母』はフィレンツェのウフィッチィ美術館の筈だが、個人蔵?
でもでも良く良く見たら、こちらもどうも複製らしいです。

ただ、良く出来てる。

ダ・ヴィンチは厳しいんですよ。そりゃ理想ですから、理想って実は厳しいし、その厳しさがダ・ヴィンチをして天才にもしてるんだと思います。だって完璧の追求のあまり、完成作品はないとまで言われてる。人間だもの、存在は未完です。

ミケランジェロにも同じような厳しさがある。もっと直に来る直接的な厳しさ。

昔は、若い時は、そんな厳しさに憧れたりね。でも年を取って来ると、実は、ラファエロの優しさの方に惹かれる自分がいたりする。無垢な少女のように、ただ優しさに溢れた聖母。無邪気な子供のように戯れる幼子イエス、そして天使。悪戯だってするだろう、だって人間だもの。

ダ・ヴィンチのイエスや天使は、使命によって選ばれたかのような厳粛さに満ち満ちて、聖母も深い思索の末に、全てを受け入れる覚悟。ほほ笑みの中に微かにたゆとう光、それも深い苦難の末の諦めの先にある微かな光明のような、なにかそんな統一に満ちた、全体の意志が見られたりもする。そう、まあ理想。真実のイデアとか、まあ。

でも、それって疲れるんだよね。若くて、パワーもあって、何でか「善」に向かってて。でも年をとってちょっとずつ奪われて、でもそれで真実みたいなものの影が微かに漂ってくると。そんな理想って、実は、本当は、ちょっと胡散臭いんでないの? みたいにね。

ラファエロは37歳で死んだとか。「ラファエロは無垢の青春、人生最初の幸福期だけを生きるように運命づけられていた。幸福以外、知る事も無く。(中略)生命が衰退へと微かに傾きかけるその直前、光の中に姿を消した」H・フォション『ラファエッロ 幸福の絵画』(平凡社ライブラリー)

幸福か。それは無垢で無邪気で、そして悪戯っ子
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