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ブログtop > 音楽 > フーガ、調和 J・S・バッハ『フーガの技法』

フーガ、調和 J・S・バッハ『フーガの技法』

バッハ晩年、プロイセンに着くと、ちょうどフルートの名手でもあったプロイセン国王、フリードリッヒ2世は、自分の演奏会を中断してバッハを呼び、国王自らフーガ主題を与えた。
バッハはすぐにその主題に基づいて演奏を行う。さらに国王は6声のフーガが聞きたいと望んだが、バッハは王の主題ではなく自分の主題で演奏を行ったとか。

バッハはその事、王の主題ですぐに演奏できなかった事に対して、納得せず。その主題に関しての曲を作り、王にその楽譜を送った。

それが『音楽の捧げ物』、そしてそのあと死ぬまで「一つの主要楽句に基づくありとあらゆる種類の対位法とカノンを含む」フーガの技法に取りかかった訳だけれど。『フーガの技法』の主題は、正直言って面白くない訳です。メロディーとして綺麗でもないし、それこそ耳に心地よくもない。

多分だけれど啓蒙国王として有名で音楽にも通じたフリードリッヒ2世はバッハに挑戦もする意味であの主題を出したんじゃないかな。意地悪な主題とも言うべきもの。意地悪な要求。それも、きちんと音楽を、また治世者として政治と言う人間相互の戦争をも含んだ上での要求。

恐らくバッハは、その挑戦に一旦は負けたものの、逆にそのことで逆に奮起して『フーガの技法』と言う、なんとも言えない試みに進んでいく。『フーガの技法』の主題も国王の主題の発展形としてあるとの研究もあるらしい。

ハイデッガー『ヘラクレイトス』(創文社)をペラペラめくってたら「FUGE」が出てきた、ドイツ語でFUGEは「結びつき」、ギリシャ語の「αρμονια(ハルモニア)」つまりハーモニー、調和だとか。意地悪な主題ってのは、結びつき難い主題なのだと思う。それをどうにか結びつけていく技法。そしてそれが「調和」を響かせていく。それには確かに結びつき難い主題の方が良いのかもしれない。
喜びや憎しみ何て言う感情を、超越したところで初めて結びつく調和。なにかそんな気もします。『フーガの技法』

参考 『バッハの生涯と芸術』フォルケル著(岩波文庫)
「バッハ・音楽の捧げ物・フーガの技法」カール・リヒター、ヘルムート・ヴァルヒャ(アルヒーフ)の解説
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